- HOME
- clip MIZUNO, Traditional Brand Dictionary
- 【M】 MIZUNO
File no. 074
《MIZUNO / ミズノ》
日本には、創業100年を超える老舗企業が数多く現存しており、その数は他国を圧倒してダントツの世界一といわれている。
幅広い業界で老舗企業が今なお操業を続けているが、しかしファッションやスポーツ業界においては100年を超える歴史を持ち、さらに第一線で、かつ現在進行形で活躍しているブランドは数少ない。
ここでは、そんな数少ない貴重なジャパンブランド《ミズノ》の歴史に少しだけ触れてみたい。
野球や陸上などのスポーツ経験がある人であれば、その存在を知らない人はいないだろう。
日本発のスポーツブランドとして世界的に知られる存在だ。
《ミズノ》の創業は1906年。水野利八と弟の利三によって、大阪の北区に《水野兄弟商会》として誕生した。
創業当初は洋品雑貨の他、野球の魅力に惹かれた利八の意向により野球ボールの販売も始めた。
翌年の1907年には運動服装のオーダーメイドを開始。
1913年には野球グラブ、ボールの製造を開始し、翌1914年には本格的なスポーツ品製造を開始した。
洋品雑貨や野球ボールを取り扱っていた創業時から本格的なスポーツ品製造を開始するまで、なんと10年もかからずに到達している。
1921年にはゴルフクラブづくりの計画をスタートし、1933年には日本初のゴルフクラブ「スターライン」を発売。
ゴルフクラブの開発・製造に関しては、後に世界初のカーボンヘッド・ゴルフクラブ、同じく世界初となるチタン素材ゴルフグラブを発売するなど、世界のゴルフ史に名を刻む偉業を成し遂げている。
また、創業当時から携わっていた野球業界でも革新的な製品の開発を続け、野球業界の発展に大きく貢献してきた。
全国高等学校野球選手権大会(通称、夏の甲子園)に繋がる学生野球大会を始めたのは、他でもない《ミズノ》だ。
当時バラバラだった野球のボールサイズを規格化させたのも同社である。
日本はもとより、世界規模でスポーツの発展に貢献し、スポーツブランドとして今なお進化を続ける《ミズノ》だが、昨今はファッション業界でも注目を集める存在だ。
革新の伝統の中で生まれてきた製品に、現代的な解釈を落とし込んだファッションアイテムは国内外からの評価も高い。
現在は世界的に知られるラグジュアリーブランドとのコラボレーション、国内の有力ブランドやショップとのコラボレーションも精力的に行っている。
今まで《ミズノ》をスポーツブランドとして捉えていた人は、これからはファッションブランドとしても注目してほしい。
Information
ミズノお客様相談センター
Tel: 0120-320-799
http://www.mizuno.jp
-----
Trade Model :
WAVE RIDER 1
誕生から20年以上経った今もなお、色褪せることなくランニングシューズとして愛され続けている「ウエーブライダー」シリーズ。
2018年には世界各国のスニーカーセレクトショップとタッグを組み、初代「ウエーブライダー 1」をストリートシーンに蘇らせた。
2019年には、アッパーをマットなブラックで包み込んだニューカラーも登場する。
アッパーサイドのゴールドラインや春にぴったりな清々しいソールカラーも魅力だ。
¥17000