アイビー・トラッド全盛期に誕生。日本を代表するソックス専業ブランド。

File no. 175

《HALISON/ハリソン

装いが軽やかになる春夏シーズンは、裾丈の短いパンツやショートパンツなど、軽やかなボトムスの着用頻度が高まる。

それによってソックスの重要性も自然と高まってくるはずだけど、すでにお気に入りの"勝負ソックス"の準備はできていますか?

まだ準備ができていない人や出会えていない人、すでに準備万端な人にも、今回は日本が世界に誇るメイド・イン・ジャパンの老舗ソックス専業ブランド《ハリソン》を紹介したい。

 

《ハリソン》の起源は遡ること1925年。

窪田藤吉が兵庫県印南郡(現在の加古川市)に、靴下製造の莫大小工場を創業したことが歴史の始まり。

1943年、戦時中の企業整備により一度は廃業に追い込まれるが、1953年に創業者の藤吉の長男、窪田孝弘が窪田莫大小工場を再興創業する。

 

その後、日本メンズファッション協会(MFU)に入会し、服飾業界の知見を深めながら、当時隆盛を極めたアメリカントラディショナルスタイルに感化されて、ソックス専門ブランドの《ハリソン》を設立。

アイビーファッション全盛期の1966年に販売を開始した。

全国のメンズショップ向けに販路を拡大し、オリジナルのカジュアル・ドレスソックスを展開。

その中でも三本線のクルーソックスは大ヒットを記録した。

また、今ではブランドの代名詞として知られる、英国伝統のアーガイルソックスを永年定番柄として展開。

 

1970年代にはスポーツマーケットへも参入し、ゴルフやテニス、スキー、登山用のソックスなどを販売する。

特に登山カテゴリーにおいては、国産登山ソックスのパイオニアとして注目を集め、高い評価を獲得した。

これらの登山用ソックスは進化を続けながら今現在も販売されている。

 

《ハリソン》製ソックスの品質の高さはユーザーだけではなく、目の肥えたファッションブランドからも高く評価され、アメリカントラッドを代表する世界的なブランドにOEMとしてソックスを提供するようになった。

その高い評価は現在も変わらず、世界的なブランドに上質なソックスを提供し続けている。

誰もが知るあの有名ブランドのショップに置いてあるソックスが、実は《ハリソン》製という事実は、我々日本人にとっては誇らしく、嬉しいサプライズだ。

日本のアメリカントラッドに寄り添ってきた歴史を持ち、メイド・イン・ジャパンの品質を追求し続け、さらに良心的な価格帯を一貫、とくれば、我々の"勝負ソックス"として、これほど相応しいものはないのではないか。


Information

ハリソン

tel:079-428-0150
www.halison.co.jp
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Trade Model :
Organic cotton
ivy crew socks

1960~70年代のアイビーファッション全盛期に登場し、爆発的なヒットを飛ばした伝説的ソックスの復刻モデル。

1992年に一度は生産中止を余儀なくされたが、ファンからの強い要望により2005年に再登場した。

素材にはコットン97%+ポリウレタン3%を使用し、そのうちの68%にはオーガニックコットンを使用。

肌が触れる裏糸にはCSYというストレッチコットンを取り入れ、他にない素晴らしいフィット感に仕上げた。

¥1100

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