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File no. 209
《Corby’s/コービーズ》
英国には時代を超えて受け継がれる仕立ての伝統がある。
中でも《コービーズ》は、その起源において特別な意味を持つ存在だ。
それもそのはず、同社は1909年にイギリスのケタリングで《アクアスキュータム》の直営ファクトリーとして創業。
のちに隣町のコービーへと移り、英国軍や上流階級のために数々のコートを生産してきた歴史がある。
第一次世界大戦期には、英国陸軍省よりトレンチコートの生産を請け負い、世界で初めてその実物を量産した工場としても知られている。
そもそも「トレンチコート」は、塹壕(trench)戦を想定したミリタリーコートがルーツ。
当時の英国紳士たちは、この実用的かつ気品あるコートを街中で着こなし、たちまちモダンな装いとして広めていった。
防風性の高い比翼仕立てやガンフラップ、ウエストベルトといった意匠は、現代においてもコートの様式美として受け継がれている。
そして、それらの意匠が軍需品という枠を超え、後世のデザインに多大な影響を与えたことも見逃せない。
英国内では、兵役経験を持つ者が戦後にトレンチを街着として愛用する流れが定着し、これが今日に至る"ミリタリートラッド"の萌芽となった。
そうした英国紳士たちの"機能美を装う"精神とともに、英国の伝統を担ってきたこのファクトリーの技術と思想は、2013年に《コービーズ》という新たなブランドとして再出発を果たす。
創業当時のアーカイブパターンや縫製仕様、歴史ある設計思想を継承しつつ、現代の視点で再構築されたプロダクトを発信。
現在はロンドン郊外のエンフィールドにある高技術の縫製工場『タワーガーメンツ』に生産拠点を移し、伝統の息吹を絶やすことなく今に伝えている。
WW1トレンチの復刻をはじめ、ラグランスリーブを採用したクラシックなステンカラーやバルマカーンなど、時代を超えて機能性と品格を備えた英国コートをラインナップする中、今回紹介するのは《コービーズ》の名作「ブリットゴルフ コーデュロイ」。
英国の郊外を思わせるクラシックなコーデュロイ素材をベースに、フィッシングやハンティングといったユースフルなディテールを盛り込んだ逸品だ。
《コービーズ》が体現するのは、単なる懐古趣味ではない。
芯のあるスタイルを求める現代の大人たちに向けて、今の暮らしに"本物"の記憶と誇りを落とし込む。
その誠実な姿勢こそが、このブランドの真価である。
Information
グリニッジ ショールーム
tel:03-5774-1662
https://greenwich-showroom.com
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Trade Model :
BRIT GOLF CORDUROY
1940~50年代の英国ゴルフコートをモチーフに、《コ―ビーズ》が誇る縫製技術で再構築。たっぷりとしたラグランスリーブやボリュームのある襟元、比翼仕立てのフロントなど、英国コートらしい重厚な意匠を現代的にアップデート。素 材は中畝の太いコーデュロイ生地を採用し、タフさと品格を両立。裏地には伝統的なタータンチェックをあしらい、袖通しのよさも実現した。MADE IN ENGLANDの誇りが息づく一着だ。
¥69300
