02.DEC.2018

歴史ある旧炭鉱運搬所がリニューアル! 注目のショッピングアドレスが誕生

インダストリアルな地域がファッションの目的地へと転身

イギリス各地につながる電車やロンドン~パリ、アムステルダム間を走るユーロスターの発着駅ということもあって、毎日混雑するキングスクロス駅。

その周辺は多くの著名ファッションデザイナーを輩出している芸術大学『セントラル・セント・マーチンズ』をはじめ、《グーグル》、《ルイ・ヴィトン》、《ユニバーサルミュージック》などの大企業が集い、近年劇的な開発が続いている。

しかしこのエリアは1990年代から2000年代はじめまでは治安が特に悪いことで有名で、地元の人でも足が遠のくような場所だったという。

 

このエリアに1850年に建造されたのが今回ご紹介する『コール・ドロップス・ヤード』だ。この建物は当時、年間800万トンもの石炭をロンドン中心地に運搬する目的で建てられたものだ。時代が移り変わり、使われなくなって忘れ去られていたその建物と周辺の広場がこの秋、モダンな一大ショッピングアドレスとしてオープンを果たした。

 

総数50店以上のショップやレストラン、カフェが集結するこの施設は、早くもロンドンのファッション好きが集まる最新スポットとして注目を浴びている。

広々とした敷地内には《ポール・スミス》や《ラベンハム》、《フレッド・ペリー》といったイギリスを代表するファッションブランドを中心とした高感度なショップが連なり、快適に買い物体験ができる設計となっている。今後は隣接する『セントラル・セント・マーチンズ』とのコラボレーションを筆頭に、各種イベントも盛りだくさんだという。

 

この、インダストリアルな元倉庫の華麗なる転身は、間違いなく英国内外から多くの人々を集客し、今後さらに急速にこのキングスクロスを盛り上げていくことだろう。

英国を代表するブランドのひとつ、《ポール・スミス》の新店舗では、コレクションとともにカラフルでポップな雑貨やおもちゃ、アートも陳列されている。

英国スタイルの定番ブランド《フレッドペリー》のショップには、お馴染みのロゴ入りポロがずらりと並ぶ。


Information

Coal Drops Yard コール・ドロップス・ヤード

address:Kings Cross,
London N1C 4DQ
tel:020-3848-6085
open:月~土10:00-20:00
   日12:00-18:00
https://www.coaldropsyard.com/

photo:©John Sturrock、Aiko Yanagida
text:Aiko Yanagida

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