世界初のスウェットシャツを誕生させた1902年創業のアメリカンブランド。

File no. 182

《RUSSELL ATHLETIC/ラッセルアスレティック

スウェットシャツの本場といえば、アメリカ。

そのアメリカにお いて、もっとも親しまれている老舗ブランドの1 つが《ラッセルアスレティック》だ。

今回は、” アメリカ人の自宅のクロー ゼットには、無意識のうちにラッセルのウエアがある ” とまでいわしめたスウェットブランドをご紹介したい。

 

《ラッセルアスレティック》の歴史は、1902年3月3日にベンジャミン・ラッセルが アラバマ州アレキサンダーシティで設立した『ラッセル・マニュ ファクチャリング・カンパニー』から始まる。

1920年、創業者の息子でハイスクールのフットボールチームに所属していたラッ セル・ジュニアが、それまでウールで製造されていたフットボールシャツの素材をコットンに改良することを父親に提案する。

これは、汗による皮膚のすりむけや、着心地の悪さを改善するためのものだった。

こうして誕生したコットン製のフットボールシャツこそがスウェットシャツの原点であり、世界初のスウェットシャツだといわれている。

 

さらに、1938年には世界初のスクリーンプリン ト技術を開発し、これにより同社製のハイスクールやカレッジ用スポーツユニフォームが広く普及するようになった。

1940年代の第二次世界大戦中にはアメリカ軍に訓練用ウエアを供給。

ちなみに、この時期の官給品のネームタグはブランドロゴが省かれていたが、製造社番号「WPL7232」は記載されていたため、現在ではこれが同社製の官給品ヴィンテージウエアを見分ける指標となっている。

 

1960年代には、スウェットシャツとユニ オンスーツの売上で米国内ナンバーワンを達成し、進化と力強さ を象徴するアメリカンイーグル(白頭鷲)をブランドイメージに採用した。

二年後の1962年には、現在のロゴの原型である ” R マーク(イーグルアール)” を導入。”R” の右下部分に象徴の白頭鷲が描かれるようになった。

 

1984年のロサンゼルスオリン ピックでは、アメリカ代表ベースボールチームにユニフォームを提供。

1989年には、プロスポーツ選手のトレーニング用に開発された高品質シリーズ「プロ・コットン」ラインを発表し、その後 「ハイ・コットン」ライン(1990年)や「ニュー・ブレンド」ライン(1991年)といった名作ラインを展開。

現在は、アメリカの服飾史に刻まれるこれらを軸に、スウェットやTシャツはもちろん、ブランドらしさを活かしたさまざまな製品を展開し続けている。


Information

FTLジャパン

tel:03-6303-4710
www.russelljapan.co.jp
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Trade Model :
PRO COTTON HOODIE

NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)ユ
ニフォームのサプライヤーであった1989年当時、プロフットボール選手の練習着を想定して開発したスウェットシャツ。

1992年からはMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)のサプライヤーとなり、2 0 0 4年まで多くのメジャーリーガーたちも着用。

サイドから脇部分まで伸びたリブが大量の汗を吸収し、12oz以上のヘビーウェイト素材ながらあらゆる身体の動きに対応する。

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