由緒正しきロイヤルワラントを保持する、英国の老舗ブラシメーカー。

File no. 135

《G.B.KENT/ジービーケント》

歯ブラシやヘアブラシ、シェービングブラシに洋服の埃を払うブラシ、靴を磨くためのブラシなど、日々の身嗜みを整えるための道具には、昔からブラシの存在が欠かせない。

今回は、古くから英国の紳士淑女の身嗜みを磨き続けてきた老舗であり、英国王室御用達を保持する偉大なブラシメーカー《ジービーケント》の歴史を紹介したい。

 

《ジービーケント》の歴史は驚くほど長い。

イギリス国王、ジョージ三世の時代、1777年にウィリアム・ケントによって創業された。

創業当初は靴や毛髪、洋服用のブラシを製造。

高品質な同社のブラシは、着実に英国の紳士淑女に支持されていった。

そして真摯なブラシ製造の伝統は、その後もケント家の次世代へと着実に受け継がれていくこととなる。

創業者ウィリアム・ケントの孫にあたる、ジョージ・バートン・ケントが経営を務めた1854年から1900年に掛けては、大規模な製品開発を行い、大幅な事業と売り上げの拡大を果たした。

ちなみに《G.B.KENT(ジービーケント)》の社名は、このジョージ・バートン・ケントにちなんで名付けられている。

 

19世紀に掛けては、週に600頭分もの雄牛の脚の骨を使い、柄の部分が骨でできている歯ブラシを大量生産した。

第一次世界大戦の際には、大量のブラシを英国陸軍省のために製造。

兵士の装備品には毛髪用、歯磨き用、シェービング用、洋服用、靴墨用、靴磨き用、それにボタン用ブラシが含まれていた。

また、雄牛の骨や豚毛の使用が宗教上禁じられているインド軍のために、木の柄と植物繊維でできた特性の歯ブラシを製造し供給。

第二次世界大戦ではドイツ軍の空襲により、工場に17回の攻撃を受けながらもブラシ製造を続けていたという。

1900年代初頭には、それまでロンドンにあったブラシ工場をロンドンの北約50kmのところにあるヘメルヘムステッドに移転。

現在では、アスプレーにある近代的な設備でブラシ製造は行われているが、製造過程の多くは今も手作業で行われており、木を削る香りは1777年当時と変わらぬままだ。

 

《ジービーケント》は実に245年もの間、ブラシづくりに携わってきた。

現在は約250種類以上のブラシを製造し、世界約50ヵ国に輸出している。

写真のヘアブラシ「レクタンギュラー クラブハンドルヘアブラシ OE1」は、連綿と受け継がれてきた《ジービーケント》の歴史や伝統・技術が詰め込まれた銘品だ。

英国の紳士淑女の身嗜みを長年磨き続けてきた老舗のヘアブラシを、ぜひとも手に入れたい。


Information

オックスフォードタイム

tel:042-724-5581
www.kentbrushes.jp
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Trade Model :
OE1 RECTANGULAR CLUB HANDLE HAIRBRUSH

天然のブリッスルのみを100%使用したメンズヘアブラシ「レクタンギュラー クラブハンドルヘアブラシ OE1」。

ブリッスルとは、中国・インドで生産されている天然の豚毛のことで、弾力性に優れていて静電気が起こりにくく、豊富な油成分がブラッシングの滑りをスムーズにしてくれる。

柄にはピアノの黒鍵に使われる黒色のコクタンが使用され、重厚感のあるどっしりとした雰囲気。

また、柄にはロイヤルワラントの刻印も入る。
¥19360

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