01.APR.2016

季節は君だけを変えない

I SAW ESAU #4

新しい環境になる人がいたり、変わりなく日常が続いてる人がいたりという季節になりました。

 

もちろんあまり変わらない側なんだけどそれでも多少は変化はあるもので、それに気づくか気づかないかという事が周りに目を配っているかどうか、または他の事を気にしているかどうかなんてもの。

 

例えば、いいともでタモリが「髪切った?」と聞く定番のフレーズも、それによって相手も話すきっかけになるとか、自分を見ていてくれてるとか、そういう受け手側の許容量をさほど必要としないレベルで会話を始められるわけで。

当人が意識するかどうかはまた別だとしても、その会話を聞いている人がゲストに気にするか、ゲストの身の上に気にするか、関係性と会話の流れに気にするかで気づくことも違うものなのですよ。

 

変化といえば、めまぐるしいスピードで変わって行くのが流行とかファッションとかっていうやつで、こないだはこんなテーマで今回はこんなテーマでってみんなすごいなーって思う。

さらにテーマ変えても、ちゃんとブランドのアイテムになってるところは本当にすごいなーって思う。

これは流れて行く大きな変化と共にベースがしっかりしているからそうできるのだけれど、成功していればチャレンジだけど、失敗している状況で変化できないのは問題になるという事もあるわけで、言葉尻だけで解決できないから個人的な考えとしてね。

 

話を戻して、ここ最近行ったイベントで気になったのが《Vivienne Westwood》と《Dr.Martens》がやっていたイベント。

当然アプローチは違うけど、両方ともアイテムにカスタムして行くイベントだったんだけど、ファッションを楽しんでいるなって思ったのでよかった。

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ブランドが発信しているアイテムだって、そこで完成しているのはそのアイテムとしての存在でしかないので、デザイナーはそのアイテムが好きだと言ってくれる人に対して一方的なアプローチをし続けていくしかない。

 

でもアイテムを着用しているところも完成の一つだとすると、人の手に渡った時点でそれはその人のモノなので、それを手に取った人の意識の違いでどう扱われていくかが変わっていくもの。

丈感だったり靴と裾の距離だったりくらいは多くの人がこだわりがあるけど、そのアイテムにさらに手を入れてオリジナルにするなんて事はなかなかできない。

 

だから実は自由なんだけれど踏み出せない一歩を、ブランド側が用意してくれるという所がとてもいいイベントだなって思ったんですよ。

 

そう思いません?


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