アメリカで100年以上の歴史を誇るスウェットシャツのパイオニア。

File no. 171

《Champion/チャンピオン

スウェットシャツの歴史、すなわちそれは《チャンピオン》の歴史といっても過言ではないだろう。

今回は世界中にファンを持ち、"ザ キング オブ スウェットシャツ"と称される同ブランドの歴史を紐解く。

 

1919年に創業者のサイモン・フェインブルームが、前身となるニッカーボッカー・ニッティング・カンパニーを設立したことから《チャンピオン》は始まる。

アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターを拠点に、当初は主にセーターの販売を手掛けていた。

 

1920年には、サイモンの息子であるエイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟が家業を受け継ぎ、Tシャツやソックス、スウェットシャツの原型となるウールの下着を屋外労働者の防寒用として販売。

この下着はやがて米軍アカデミーの訓練用ウエアに採用された。

 

1930年にはTシャツやスウェットシャツにナンバーや大学名をプリントするレタリング加工を開発。

これは"体育の授業で生徒に貸し与えていたウエアを管理回収する"という大学側のニーズに応えるためだった。

同時に、それまで下着と考えられていたTシャツがアウターとして着られるきっかけにも。

 

1934年には、スウェットシャツを洗うと縮むというクレームを解決するべく、縦に織っていたコットンを横向きにすることで縮みを防ぐ「リバースウィーブ®︎」という画期的な製法を発明。

同年、大学のブックストア(生協)においてTシャツの販売も開始する。

 

1938年にリバースウィーブ®︎の製法特許を取得すると、1939年には海軍からの依頼で表と裏が異なる訓練用の「リバーシブルTシャツ」を開発、記念すべき第一号は海軍のチームカラーであるネイビーとゴールドだった。

 

1940年には襟部分の伸縮補強用として丸首の前後部分に付けられたV字状のガゼット、二本の針と糸を使ったステッチングなど、後のスウェットシャツの定番となるディテールが誕生する。

 

1961年になると、リバースウィーブ®︎にパーカが登場。

翌1962年には半袖のスウェットシャツがキャンパス用として登場し、人気を博した。

お馴染みの"C"マークが登場したのは1969年のことで、1984年にはスウェットシャツやTシャツの左袖に付くように。

 

1990年代にはNBAのユニフォームサプライヤーになるなど、スポーツ業界においても躍進。

以降、現在に至るまでスウェットシャツのパイオニアとして歴史を紡ぎ、今もなお進化を続けている。


Information

ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター

tel:0120-456-042
www.championusa.jp
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Trade Model :
REVERSE WEAVE®︎
CREW NECK
SWEATSHIRT 24 SS

環境に配慮して生産された、サスティナブルなアメリカ綿100%の裏起毛素材を使用した"リバースウィーブ®︎ 10オンス フレンチテリー"シリーズのクルーネックスウェットシャツ。

リバースウィーブ®︎製法やエクスパンションガゼットの採用によって横の縮みへの影響を軽減、より動きやすい設計となっている。

身幅、肩幅にゆとりを持たせたリラックスフィットが快適な着心地を提供。

シーンやシーズンを選ばず幅広く着用可能だ。

¥9790

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