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File no. 165
《CANADA GOOSE/カナダグース》
寒冷地に対応するダウンジャケットは数あれど、"極"寒冷地にまで対応するハイスペックなダウンジャケットはほんの一握りだ。
今回は街から極寒冷地まであらゆるシーンで役に立つ、多彩なダウンジャケットを展開するブランド《カナダグース》の歴史や魅力に触れてみたい。
1957年、起業を目指してカナダに移住したサム・ティックが、オンタリオ州トロントにある小さな倉庫に、《カナダグース》の前身となる会社『メトロスポーツウェア(Metro Sportswear Ltd.)』を設立したことからその歴史が始まる。
創業当初はウールベスト、レインコート、スノーモービルウエアを専門にしていたが、創業者サム・ティックの義理の息子であるデーヴィット・リースの入社をきっかけに、現在に通じる新しい道が切り開かれた。
デーヴィットは、当時としては画期的な大容量にも対応可能なダウン充填機を発明。
これがメトロ社の未来に希望をもたらす。
1980年代には、極寒冷地で活動する人々からのデータを基に、南極のマクマード基地に滞在する研究者特有のニーズに応えた「エクスペディション パーカ」を開発。
この一着は定番となり"ビッグ・レッド"のニックネームで親しまれるようになる。
写真のダウンジャケットは、その歴史的な名作「エクスペディション パーカ」をモダンにアップデートした現行モデルで、極寒冷地で活躍するスペシャリストを支えるためのノウハウが詰め込まれた一着だ。
1982年には、同社がデザイン・製造した特注のパーカを着た登山家のローリー・スクレットがカナダ人初のエベレスト登頂を達成し、歴史を塗り替えた。
この時、ローリーが着ていたパーカは"ビッグマウンテン"の愛称で親しまれ、2011年には約30年の時を超えて「スクレスレット パーカ」として発売された。
2000年代に入ると、北極探検や南極探検を支援。
これまでに数多くのチャレンジをサポートしてきた。
また、世界中の寒冷地の映画撮影時のジャケットとして長年採用され、数多くの映画作品にも登場している。
2007年にはポーラーベア インターナショナル(PBI)と協力し、PBIコレクションを発表。
その売り上げをPBIに寄付し、ホッキョクグマの生息地を守る活動を支援するなど、環境保護活動にも注力している。
創業から現在まで、一貫してメイド・イン・カナダにこだわり、世界最高品質のダウンジャケットを提供し続けている。
Information
カナダグースジャパン
tel:03-6758-1789
https://www.canadagoose.jp/
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Trade Model :
EXPEDITION PARKA
南極のマクマード基地で働く科学者のために開発されたという歴史的な名作「エクスペディション パーカ」の現行モデル。
過酷な環境下でも耐えられるパーカを、洗練されたフードと内ポケットによってアップデートした。
凍てつく都会でも、未開の氷原を横断する旅でも、アメリカ国立科学財団の極地研究部門が毎年南極で実証しているパフォーマンスを発揮する。
付け替え可能なフードのトリムでカスタマイズも可能だ。
¥248600