1820年創業。正統派"レジメンタルタイ"の王道にして本命。

File no. 161

《ATKINSONS/アトキンソン

ネクタイにもさまざまな柄があるが、代表的な1つに"レジメンタルストライプ"というものがある。

これは斜めにストライプが入るポピュラーな柄のことで、日常的にタイを締める人であれば、ほぼ100%の確率で知っているデザインといってもいいだろう。

しかし、レジメンタルストライプそのものの由来を知る人は意外と少ない。

そして、それはなかなかに興味深い。

 

"レジメンタル(Regimental"は連帯に属している、または関連している、といった意味があり、特定のグループに属していることを表す言葉。

ネクタイにおいてのレジメンタル柄は、もともとは英国軍の軍旗がルーツ。

所属している連帯ごとが持つ異なる旗にちなんだストライプのネクタイを証として着用するようになり、"所属を表すストライプ柄のネクタイ=レジメンタルストライプネクタイ"となったのだ。

前置きが長くなってしまったが、今回はそんなレジメンタルストライプのネクタイを古くからつくり続けている正統派であり大本命、各国の王室にも認められる由緒正しき名門《アトキンソン》の歴史と魅力を紹介していこう。

 

この《アトキンソン》は、1820年に当時のアイルランド共和国のダブリン市長、リチャード・アトキンソンが、彼のブティック専用に"アイリッシュポプリン"を織らせたことからその歴史をスタート。

ダブリン市のカレッジ・グリーンにある彼のブティックは次第に王室の婦人たちの華やかな社交場となっていき、1837年にはヴィクトリア女王よりロイヤルワラントを授けられた。

さらに、19世紀の終わりまでにイタリア国王、ベルギー女王、ギリシャ女王、オランダ女王、そしてポルトガル女王のそれぞれからもロイヤルワラントを授与されている。

ついには、創業当初は単なる織物に過ぎなかったアイリッシュポプリンは王族との交流により、いつしか"ロイヤル・アイリッシュ・ポプリン"と呼ばれるようになった。

 

《アトキンソン》は、織物工場でありながらネクタイメーカーでもあるという両面性を持ち合わせているが、これは他社に類を見ない。

古くから世界の王族に認められてきたロイヤル・アイリッシュ・ポプリンを用いた質の高いネクタイは、特定の技術を持つクラフトマンの手によってのみつくることが許される貴重な芸術作品だ。

《アトキンソン》のクラシックなレジメンタルタイは英国トラッドに欠かせない銘品として、現在もなお愛され続けている。


Information

ブリティッシュメイド 銀座店

tel:03-6263-9955
www.british-made.jp
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Trade Model :
ROYAL IRISH POPLIN TIE

シルクを経糸に、ウーステッドウールを緯糸に用いた、"ロイヤル・アイリッシュ・ポプリン"仕立てのレジメンタルストライプのネクタイ。

シルクで贅沢さを漂わせて、ウールでシワを防ぐ弾力性を含ませたこのポプリン生地は、ネクタイには最適な素材として定評がある。

深みのある特有の光沢は、経糸が約20000本ものシルクによって織られているために生まれている。

鮮やかに美しく表現された各色の色合いもとても秀逸だ。
¥19800

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