タスマニア島で誕生し、150年以上の歴史を紡ぐ老舗シューズブランド。

File no. 101

《Blundstone/ブランドストーン》

見た目がよく、街中での普段履きはもちろん、雨天時からちょっとしたアウトドアフィールドまで一足で対応。

さらに耐久性に優れていて、着脱も簡単に行える。そんな魔法のようなシューズがあれば、誰だって気になるはずだ。実はファッションを知る識者にこそ愛用されている、そんな魔法のような機能を秘めたシューズがある。今回は、そんな名作を誕生させたシューズブランド《ブランドストーン》の歴史に注目したい。

 

オーストラリア南東部に浮かぶ自然豊かなタスマニア島。

1850年代に《ブランドストーン》の創業者であるジョン・ブランドストーンはイングランドを出発し、93日間という長い旅路を経て、この島へと辿り着いた。

そして、1870年代にはタスマニア最大の都市であるホバートにて、息子とともに靴の輸入を手掛ける会社として《ブランドストーン》を設立した。

やがて地元産のレザーを使ったオリジナルブーツの生産に取り組むようになる。

 

1930年代に入ると大恐慌の影響を受け、同じ移民が立ち上げたタスマニアのシューズメーカー《カスバートソン兄弟社》と合弁。

それにより生産規模を拡大し、不況を乗り切ることに成功した。

第二次世界大戦時には、オーストラリアの軍隊に50万足のブーツを供給。

その経験をもとに、堅牢で信頼性の高いワークブーツの製造を開始し、新たなマーケットを切り開いていくこととなる。

 

そして創業から90年以上を経た1960年代、《ブランドストーン》を代表するブーツが誕生した。それが「オリジナルス」シリーズだ。

サイドゴアを備え、履き口にプルストラップをあしらったブーツは頑丈で履き心地に優れ、ワーカーからアウトドアマン、都市生活者まで広く受け入れられた。

ちなみに写真のブーツ「オリジナルス BS510」は、同シリーズの中でもっともスタンダードなモデル。

誕生から約90年という長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた伝統と技術、クラフツマンシップが注がれ、さらに時代とともに機能性を進化させてきた名作ブーツだ。

 

現在「オリジナルス」シリーズの他にも「クラシックコンフォート」や「サーマル」シリーズなどを設け、幅広いシーンに対応する魅力的なシューズを多数展開中。

その結果《ブランドストーン》のブーツは現在、世界50カ国以上で販売され、多くの人々に愛用されている

途切れることなく続いた150年の歴史、また約90年も前に誕生したブーツが今もなお愛され続けている、その意味を改めて考えたい。


Information

シードコーポレーション

tel:03-6709-9662
http://blundstone.jp
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Trade Model :
ORIGINALS BS510

両サイドに配された伸縮性の高いサイドゴアは、着脱がしやすいだけでなく、さまざまな動きにも対応する。

履き口の前後には、ブランドネーム入りのプルストラップを採用。
指を通せば、片手でも簡単に着脱ができる。
かかと部分には、衝撃を効果的に吸収する高機能なクッション素材も。

またアウトソールには水、油、細菌、酸にも強いサーモウレタン素材を取り入れ、140℃の高温にも耐えるなど、高水準な耐久性を完備した。
¥23000

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