1969年に誕生したイタリアを代表するハイカジュアルブランド。

File no. 168

《ASPESI/アスペジ》

ミリタリーユニフォームならではのデザインやカラーリングを取り入れたウエアがトレンドの昨今は、街を歩けばオリーブやカーキ、コヨーテなど、ミリタリーの定番色を纏った人とよくすれ違う。

今やこの要素を落とし込んだファッションアイテムは、僕らの身近にある当たり前の存在として親しまれているのだ。

 

実は、このミリタリーのミックススタイルを世界に先駆けて取り入れたのはイタリアンブランドの《アスペジ》。

なんと今から50年以上も前に、というから驚きだ。

今回はそんな歴史を持つ、イタリアを代表するハイカジュアルブランドに注目してみた。

 

時は1969年、創業者のアルベルト・アスペジにより、シャツメーカーとしてミラノ郊外で誕生した《アスペジ》。

創業当初からシンプルで良質なシャツをつくると注目を集めた同ブランドでは、ワークウエアやミリタリーのユニフォームからインスピレーションを得たハイエンドなシャツが人気に。

1970年代後半からは、メンズ・レディースのプロダクトの幅をさらに広げるべく、アルベルト・アスペジはさまざまなデザイナーと積極的に交流を図り、パートナーシップを結んでいった。

 

1980年代の初頭には、アウトドアウエアのイメージしかなかったダウンジャケットに、丈夫でフレキシブルで軽量な素材を採用。

都会にも映えるこの画期的なダウンジャケットは、ファーストモデルから爆発的なヒットを飛ばした。

 

1988年には、ミリタリーの機能美をモダンに昇華した、現在のアイコンともいえるフィールドジャケットを発表。

「M-65」をベースとしたこのアウターは今現在も展開されており、絶大な人気を集めている。

写真の「ミニフィールド ジャケット」もその内の1つに数えられるもので、80年代に登場した革新的なフィールドジャケットのDNAを受け継ぐ一着だ。

 

さらに同1988年、スキーに使われるレイヤリングウエアから着想を得た、ナイロン生地と中綿を組み合わせたテクニカルなシャツを発表。

シャツをアウターのように着る概念がなかった当時、この軽量で機能的なシャツはファッション界に衝撃を与えた。

 

その後も独創的なアイデアから生まれたさまざまなアイテムを次々と発表してきた《アスペジ》。

現在は、アトリエと工場を備えた本社をミラノ郊外のレニャーノに移転。

創業者、アルベルト・アスペジの哲学や伝統を引き継いだデザインチームが、時代に合わせて新しいエッセンスを加えたコレクションを展開し、イタリアを代表するブランドとして世界中の人々を魅了し続けている。


Information

トヨダトレーディング プレスルーム

tel:03-5350-5567
https://toyodatrading.com
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Trade Model :
MINI FIELD JACKET

季節に合わせた生地、時代に合わせたシルエットへとアップデートを繰り返し、1988年より展開されてきた「ミニフィールド ジャケット」。

ガーメントダイを施したコットン生地を使用し、今季のモデルは無骨でこなれた風合いに仕上げている。

内側には単体でも着用できる着脱可能な中綿入りライニングブルゾンを装備しており、3WAYの着こなしが楽しめる仕様に。

中綿には軽量で保温性、透湿性に優れたサーモア®を採用した。
¥165000

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