幸手という場所をご存知ですか…?
知りませんよね、幸手。なかなかローカルな駅名。
最近ではスカイツリーラインと接続をして東京・埼玉・栃木の3県を結ぶ東武日光線。そのなかの真ん中あたりに位置する埼玉県の駅、幸手。
なかなか用事がないと降車することもないのであろう、のどかな住宅街が広がるのどかなベッドタウンです。
今回はお仕事の都合で今話題の某パン屋さんに向かうため降り立ったわたし。
初めて降りる駅とあって、予定より早めの到着となったため「どこかでコーヒーは飲めないものか…」と歩き回る。
しかしながら駅前のコンビニ以外チェーン店のカフェもないまま、のどかで静かな道を歩くこと15分。笑
半ば悄気ながら出会ったのはffee&co.。大通りに面したガラス張りの四角いお店。
趣のある優しげな扉を開けるとステキな笑顔でオーナーさんが迎えてくれた。
「老若男女、カフェと喫茶店のいいとこどり。」
いろんな椅子といろんなテーブル。「カフェ」と「喫茶店」がいい具合に融合した居心地の良い空間。
解放的なカウンターバーには手作りのブラウニーやオレンジケーキが魅力的に並んでいる。
いつもであればオレンジケーキ、迷わず注文していたでしょう。間違いなく。
しかしながら、アポイントまでの30分ショートステイだったため、本日のコーヒー「タンザニア」のハンドドリップのみで我慢!
でもその一杯がまた素敵。
クセのない柔らかな飲み心地。酸味や苦味、甘味と香りのバランスがとれた上質な一杯。
最後の一口まで雑味なく飲み干せるコーヒーは、きっと地域のみなさんに愛されてるんだろうなぁ、と。
堅苦しくなく、ふらっと立ち寄れる場所を作れたら、と人柄の良さがにじみ出るオーナーさん。若い方もご年配の方も気軽に立ち寄れるこの場所はオーナーさんがいるからこそな気がします。
「移動カフェから店構え。ここに行けば必ず美味しい一杯が待っている。」
聞くともともと”joyce cafe”という移動カフェをやっていて、昨年お店を構えたばかりだとか。
実はその移動カフェ、一度巡り合ったことがあるわたし。
二年前にたまたま立ち寄った地域活性化の一環でやられている”しあわせすぎマルシェ”でAgaveシロップのバニララテをいただいたことがあったのでちょっと驚き。
手仕事で丁寧に焙煎しているというこだわりの一杯が、探さずともここに来れば飲めるように。
ちなみに喫茶店ニュアンスならぬ「モーニング」が12時までいただけるそう。トーストやサラダ、クロックムッシュが1,000円以下。
今年の5/29(日)の開催は終わってしまいましたが、近辺で毎年「縁側日和(HP:http://engawabiyori.net/ )」というイベントも開催されるので一息立ち寄る、というのもおすすめ。
なんにも予定のない休日に、ローカルエリアのコーヒーを求めてお出かけしてみませんか?
珈琲探訪 その3”SOL’S COFFEE ROASTERY “
Information
ffee&co. [フィー アンド コー]
埼玉県幸手市緑台1-26-23
TEL 0480-99-2272
営業時間 10:00〜20:00
定休日 水曜日
http://ffeeandco.blogspot.jp/