- HOME
- clip BELSTAFF, Traditional Brand Dictionary, ベルスタッフ
- 【B】BELSTAFF

File no. 211
《BELSTAFF/ベルスタッフ》
1924年のイングランド中部ストーク・オン・トレント。
ここで創業した《ベルスタッフ》は、実用性と防水性を起点に発展してきた英国アウターブランドだ。
創業初期にはケープやレギンス、軍用シャツなど、過酷な環境に対応する衣服づくりに注力しており、その延長線上でベルスタッフ・マニュファクチャリング社として正式に歩みを始めた。
1920年代後半にはロングトンのキャロライン通りに工場を構え、初のモーターサイクル用衣服を製造。
現存する最古級の製品には、旧表記のラベルを備えたレザーフライングジャケットが確認されており、耐久性と機能性を重視していたことが窺える。
1930年代から広告活動を通じて存在感を高め、1937年にハリー・グロスバーグが経営を担うことでブランドは安定した基盤を築いていく。
第二次世界大戦中は、戦争省の要請により特殊部隊向け装備の製造を担当。
実用性を最優先する姿勢は、この時代にさらに鍛えられた。
戦後の1948年、ジェームス・ハルステッド・グループの傘下に入ったことで、新たな資本とともにブランドは再始動する。
1950年代は《ベルスタッフ》にとって大きな転換期となった。
1953年に発表された「パラコム53ジャケット」は丈のあるアウターの先駆けとなり、1959年「トライアルマスター ジャケット」が正式に登場。
モーターサイクル文化と深く結び付きながら、機能服としての完成度を高めていく。
1960年代にはバイカーサブカルチャーの広がりとともに《ベルスタッフ》のワックスジャケットやレザージャケットが象徴的な存在となり、1966年には大規模工場を新設して生産体制を拡充。
1970年代にアウトドア分野へと領域を広げ、極地登山装備やゴアテックスを用いたアウター製作にも取り組んだ。
1980年代には公共機関や警察、国防省向けの衣服製造を担い、社会インフラを支える存在へと役割を拡張。
一方で、1990 年代になると経済的な逆風に直面し、工場閉鎖を余儀なくされるが、機能性を軸にしたプロダクト開発は途切れることなく続けられた。
2000年代以降に「トライアルマスター」は再び注目を集め、映画やキャンペーンを通じてポップカルチャーの象徴に。
2024年には創業 100周年を迎え、アウターウエアとモータースポーツに根ざした革新の歴史を改めて提示している。
こうして磨かれた機能が、いつしかスタイルへと昇華したのだ。
Information
アウターリミッツ
tel:03-5413-6957
https://outerlimits.co.jp/pages/belstaff
-----
Trade Model :
TRIALMASTER JACKET
《ベルスタッフ》を代 表する一 着として知ら
れる「トライアルマスター ジャケット」。モーター
サイクルシーンを背景に誕生したワックスド
コットン製で、機 能 性と耐 久 性を重 視した
設 計が随 所に息づく。風 雨や摩 耗に耐え
る素材使いと、用途から導かれたディテール
構成が特徴。ブランドの思想を体現するア
イコン的モデルとして現 在もラインナップ
の中 核を担い続けている、世界中にファン
を持つ永遠の名作アウターだ。
¥99000
