英国靴の伝統を守り続ける、王室御用達の名門シューメーカー。

File no. 222

《LOAKE/ローク》

 

1880年、英国ノーサンプトンシャー州ケタリングで《ローク》が誕生する。

創業者はジョン、ウィリアム、トーマスのローク三兄弟。

当初はトーマスの自宅にある建物で靴づくりを行っていたが、事業の成長とともに規模を拡大し、1894年にはウッド・ストリートに工場を構えた。

この工場は英国製シューズを生み出すブランドにとっての重要な拠点として現在も稼働しており、五世代にわたって受け継がれてきた家族経営の歴史とともに《ローク》 のものづくりを支え続けている。

 

その代名詞ともいえるのが、伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法だ。

アッパーとソールを直接縫い合わせるのではなく、ウェルトと呼ばれる細革を介して縫合することで、堅牢性を確保するとともにソール交換を可能にする構造を実現。

一足の靴が完成するまでには数多くの工程を必要とし、最大八週間もの時間が費やされるが、効率だけを追うのではなく修理を重ねながら長く履き続けられる靴をつくる。

その思想は、現在もリペアやリファービッシュサービスを提供する姿勢に表れている。

この長い歴史は、英国社会との深い結び付きによって形づくられてきた。

第一次世界大戦中には英国陸軍へブーツを供給し、実用品としての信頼を積み重ねていく。

そして 2007年には紳士靴メーカーとして英国王室御用達を示すロイヤルワラントを授与され、2025年には「Manufacturerof Men’s Footwear」として改めてチャールズ三世国王からロイヤルワラントを授与。

英国で長年靴づくりを続けてきたシューメーカーとして、その確かな歩みを現代へと繋いでいる。

 

その一方で、《ローク》は伝統を守るだけのブランドではない。

2012年には、英国製ウェルテッドシューズをフォーマルなスーツスタイルだけでなく、セルビッジデニムなどと合わせる日常靴として提案。

公式の歴史でも、現代のブランドへと繋がる重要な転機として位置付けられている。

これはドレスシューズが持つ品格や伝統的な製法を守りながら、時代に応じた装いへとその可能性を広げてきた軌跡なのだ。

創業から数えること 140年以上。

ケタリングの工場で受け継がれる職人技、長く履くことを前提とした堅牢なつくり、そして英国王室から認められた確かな品質という ものづくりの精神は、今も変わらない。

その積み重ねこそが、英国靴の伝統を今に伝える《ローク》 の揺るぎない礎となっている。


Information

ベンチメイド

tel:03-6821-1368
https://benchmade.co.jp
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Trade Model :
623 TASSELE LOAFER
OXBLOOD POLISHED

ブランドを象徴するタッセルローファー「ブライトン」の系譜を受け継ぐ「623」。古くから使われる97ラストのクラシックなフォルムに、キルトとタッセルを配した存在感のある一足だ。アッパーには深みのあるオックスブラッドのポリッシュドレザーを採用。ボリュームのある PVCソールは耐久性とグリップ力に優れており、英国靴らしい品格を備えながらカジュアルな装いにも馴染む、伝統と個性が息づくモデルとなっている。¥59400

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