
そこはまるでテーマパーク!?
誰もが没入できる『東京競馬場』。
四季の彩りの感覚を持つ僕たちは、季節に合わせた何かを好き好んだりする。特に寒い冬を超えて、暖かい日差しに包まれる春は格別だ。春になったらしたいこと、見たいもの、行きたいところ……と、いろいろ楽しみな気持ちは膨らみ続けるけれど、今年からはその〝春の〇〇リスト〟に、『東京競馬場』を付け加えてみてはどうだろう?
〝競馬場=競馬ファンだけが行く場所〟と思われていたイメージも今は昔。 古参の競馬ファンや新規参入の若いファンはもちろん、女性同士やカップルから子供連れのファミリーまでと、『東京競馬場』にやってくる人たちは言葉の通り老若男女さまざま。 それもそのはず、開放感たっぷりの広大な施設内にはフォトジェニックなスポット、美味しいグルメ、ピクニックにぴったりな馬場内エリアや子供が目一杯楽しめるキッズガーデン、女性のためのリラックススペース『UMAJO SPOT』。さらに、ポニーと触れ合える広場や初めて競馬を始める人のための「ビギナーズセミナー」と、馬券だけでなく丸一日を通して誰もが没頭できる何かしらがある。そう『東京競馬場』は、まさにテーマパークなのだ。
5月11日(日)に控えた「NHKマイルカップ」を皮切りに、「ヴィクトリアマイル」、「オークス」。そして「日本ダービー」、「安田記念」まで、『東京競馬場』で毎週連続開催される春の名物、GⅠ五連戦。今年は生観戦でその迫力を肌身に感じながら、充実の競馬場ライフを満喫してみない?
CENTER COURT – センターコート
府中競馬正門前駅のコンコースから直通の『センターコート』といえば、綺麗な薔薇が咲き誇る『ローズガーデン』と並んで、東京競馬場きってのフォトスポットの 1 つ。まるで中世ヨーロッパのお城みたいな豪奢な空間には、こんな風に程よく着崩したモダンブリティッシュなスタイルがよく似合うでしょ?
PADDOC – パドック
競馬場内のどこよりも競走馬に近づけるのがここ『パドック』。 次のレースに出走する馬たちの迫力ある息遣いやパカッパカッという蹄音に僕らが耳を傾けられるのもおそらくここだけ。実際に馬券を買うかどうかは一旦さておき、自分の〝推し馬探し〟をするだけでもとっても大満足な時間なんだ。
FRONT OF GOAL GATE – ハナマエ
レース最後の直線、外ラチ(柵)近くの『ハナマエ』と呼ばれるエリアから見る光景は、指定席から眺めるのとは別物。目の前に力強く走ってくるサラブレッドの集団は初めてなら見ておくべきだし、ゴール前の熱気もやっぱりここならでは。予想よりもあっという間にその時はやってくるから瞬きは厳禁だよ。
STAY INSIDE RACETRACK – 馬場内エリア
今日みたいな晴天のピクニック日和には、開放感たっぷりの『馬場内エリア』でひと休みするのも一興。マイレジャーシートを片手にグルメエリアで〝今食べたい〟を買って、のんびりと過ごしたら…ここはまるで別世界? 奥には家族連れが楽しめるキッズエリアなんかもあって、本当に誰もが楽しめる場所ってわけさ。
『東京競馬場』の魅力をフレンドがレポート。
ここからは『東京競馬場』の魅力をファッジ&メンズ・ファッジフレンドの三人がレポート。絶対に食べておきたい競馬場グルメをはじめ、彼ら同様〝競馬場ビギナー〟がまずは押さえておくべきポイントをご案内します。
パドックで見つけた〝推し馬〟の走る姿に一喜一憂しながら、ゴール板前で三人揃ってこの日のメインレースを観戦。
『東京競馬場』正門の入り口横には荘厳な門が。ここは基本的に開くことのない門ではあるけれど、歴史を感じさせるその出立ちは思わず記念撮影したくなる趣だ。
出走前の競走馬を間近で見られるのがパドックの醍醐味。特に GⅠ、GⅡ、GⅢなどの大きなレースになると、人気の馬を一目見ようと多くのファンが集まるよ。みんなもパドックで自分の推し馬を見つけてみてね。
競馬場に来たからには馬券を買ってみたい。賭け事となると少し気後れしてしまうかもしれないけれど、今やジュースを買うよりも安い100 円ワンコインから始められるって知ってた? ちなみに馬券を購入できるのは20 歳から。今回は大島さんとUMIさんのみでトライ。
スタンドと馬場内エリアを繋ぐ連絡通路には、こんな馬にまつわる豆知識がたくさん。ユニークな壁画とともに紹介されているので、誰もが興味を持ってすんなり読み込めるはず。「さっきの馬、こんな気持ちだったんだ…」って馬の気持ちが理解できたり「あの額の模様は流星鼻梁鼻白(りゅうせいびりょうびはく)だよ」って博識自慢ができちゃったりするかも !? 他にもいろんな雑学が描かれているから、ぜひ実際に見てみて。
『東京競馬場』に行ったらまずはこれ、名物の「GⅠ焼き」を。パドック横の売店で行列をつくる人気商品で、あんことクリーム(各¥200)、プレミアム(¥250)の三種類を展開中。駆けつけ一杯ならぬ駆けつけ一個の糖分を摂取して、一日を元気に楽しもう。
競馬ファンから40 年以上も愛され続けているのが『馬そば 深大寺』。出汁の効いたつゆにズッっと喉越しのいい麺、そして野菜たっぷりのかき揚げそば(¥580)は、今も昔もナンバーワンメニュー。お腹が鳴ったら、ぜひこの立ち食いそばで腹ごしらえを。
コーヒーのほろ苦さとコク、程よい甘味が後を引く『耕一路』のモカソフト(¥350)といえば、常に上位人気を誇る場内スイーツの代表格。丸の内に本店を構えるここは、実はあの渋沢栄一の孫が創業したお店という逸話でも有名。
その名の通り、出走する各馬に割り当てられる枠色をモチーフにしたカクテル(各¥700)は全8種。大島さんは3枠の赤色「木苺ジンジャーエール」を、UMIさんは 4 枠の青色「青いトロピカルフルーティ」をチョイス。〝3 冠お嬢さん〟や〝女傑〟など、それぞれに通り名が付いているのもユニーク。
photo:Akihiro Furuya, Daisuke Taniguchi
styling:Kazuyuki Tamura
hair&make:Masa Kameda
model:Ivar
edit:Go Suzuki <KIP Inc.>
logo design:Tatsunosuke Suzuki
Information
東京競馬場
address:東京都府中市日吉町 1-1
open:9:00-17:00(レース開催日)
tel:042-363-3141
https://jra.jp
『 東京競馬場 』
-春競馬information-
5月11日(日)NHKマイルカップ
5月18日(日)ヴィクトリアマイル
5月25日(日)オークス
6月 1 日(日)日本ダービー
6月 8日(日)安田記念
※1「日本ダービー」の開催日となる6月1日(日)の『東京競馬場』は、指定席券、または入場券をネットで購入されたお客様のみが入場可能です。詳しくはJRAオフィシャルサイトをご覧ください。
※2 飲食物の販売価格は取材当時の金額となります。