キャップを通してアメリカンカルチャーを伝えてきた老舗。

File no. 221

《AMERICAN NEEDLE/アメリカンニードル》

 

1918年にアメリカのシカゴで《アメリカンニードル》 の歴史は始まった。

当初は小さな針の輸入業としてスタート。

その後、帽子メーカーへと発展し、プロスポーツチームの公式キャップ製作を手掛け、精巧な刺繍技術とロゴの再現力によって評価を高めていった。

 

100年以上に及ぶ歩みの中でも、特に大きな転機となったのが 1940年代中盤。

地元シカゴ・カブスのベースボールキャップを一般のファンに向けて発売し、本拠地リグレー・フィールドでもMLBの帽子を販売するようになる。

それまで選手がかぶっていた競技用としての帽子を、応援するファンも身に着ける。

この発想は、キャップとスポーツの関係を大きく変えるものだった。

やがてその取り組みはMLBを起点にさまざまなスポーツ団体へと広がり、スポーツとファンを結ぶヘッドウエアを数多く生み出していくこととなる。

こうしてチーム名やロゴを冠したキャップは、競技用の道具から自らが支持するチームやカルチャーを表現する存在へと変化していった。

 

スポーツを"観る"だけでなく、その象徴を"身に着ける"。

そんな楽しみ方が定着する中で、キャップもアメリカの日常やファッションへ浸透していく。

さらに、その領域はスポーツだけにとどまらない。

企業やブランドなど多彩なパートナーのヘッドウエアを手掛け、ストリートや音楽、アートへと対象を拡大。

キャップをキャンバスとして捉え、さまざまなロゴやアイコンを載せることで、その文化まで身に着けられるものへと変えていく。

そして、ついにはスポーツの枠を越え、音楽やファッションシーンでも存在感を高めていった。

 

時代やジャンルを越えて親しまれてきた背景には、帽子を介して人とカルチャーを結び付けてきた歴史があるのだ。

現在のものづくりを支える財産が、一世紀以上蓄積し続けてきた膨大なアーカイブだ。

過去のロゴ形状をはじめ、刺繍の立体感、フェードしたような色合い、クラウンのフォルムまで研究し、当時の空気を感じさせながら現代のスタイルへと落とし込む。

単に古いデザインを復刻するのではなく、長い歴史に培われてきた意匠や背景を現在のキャップへと紡ぐ姿勢もここならでは。

スポーツから始まり、ストリート、音楽、ファッション、アートへ。

キャップを通してアメリカの時代とカルチャーを映し続けてきたことこそが、《アメリカンニードル》が築いてきた個性なのである。


Information

ファブトレーディング

tel: 080-9242-7697
https://americanneedle.jp
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Trade Model :
WYATT - MACK TRUCK

米国を代表するトラックメーカー《マック・トラック》のロゴを配した「ワイアット」。クラシックなフォルムにメッシュバックを組み合わせ、存在感あるフロントロゴでアメリカンな雰囲気を演出。スポーツのみならず、企業やブランドなど多彩なアイコンをヘッドウエアへ落とし込んできた《アメリカンニードル》らしさが光る一品だ。オリーブの落ち着いたカラーリングも相まって、ワークやアメカジスタイルにも馴染みやすい。¥7150

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