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File no. 021
《UNITED ATHLE / ユナイテッド アスレ》
肌着。
その名の通り肌に直接触れる衣類であり、誰もが日常生活の必需品として数枚は持ち合わせていると断言できるアイテムだろう。
その中でも無地のTシャツといえば肌着を代表する定番中の定番であり、今や年間を通して着られているファッションアイテム。
もとを辿れば、第一次世界大戦中にフランス海軍が着用していたヨーロッパ発祥のアンダーウエアにアメリカ軍兵士が興味を持ち、のちに世界へ広まっていったことが起源とされている。
とにかく身近な存在ゆえに、素材や質感、縫製などにこだわる人が多いのは事実だが、多くのボディメーカーがひしめき合う現在だからこそ、本誌はクオリティを追求し続ける日本発の《ユナイテッド アスレ》のTシャツを推奨したい。
《ユナイテッド アスレ》を展開する会社『キャブ』が創業したのは1930年。
当時は旧帝国陸海軍や海運会社の放出品の入札業者として、終戦後の1947年にはアメリカ軍の放出品の入札業者として事業を再開し、アパレル業をスタート。
こういった経緯の中で、アメリカ軍用のフライトジャケットやフィールドジャケットなどを取り扱う機会が多くなり、当時の米国製と日本製との品質格差を目の当たりにすることとなる。
この頃、同社が行っていたのは、ウエアを分解して製法解明をする”リバースエンジニアリング”という工程。
こうした研究を重ねる中で、Made in USAに抱いた憧れという熱量を日本人に合わせたプロダクト開発にシフトし、Tシャツ作りへと注ぎ込んでいくこととなる。
この流れを見てわかるように、同ブランドが追求したスタイルは欧州発祥の下着ではなく、あくまでもタフなアメリカ製。
いわゆるメインウエアとしてハードに愛用できるヘビーウェイトTシャツだった。
そして、”アメリカ製を超えろ”という合言葉とともに試行錯誤を繰り返し、ついに「5942 6.2オンス プレミアムTシャツ」を完成させる。
長年着込んでもへこたれることのない生地感や首もとのよれを減少するダブルステッチリブなど、シンプルだからこそ手間ひまを惜しまないその作り込みは数多くの使用者を魅了してきた。
今ではこのトレードモデル「5942」を筆頭に、5.6ozの「5001」、5ozのレギュラーフィット「5401」、4.7ozのファインジャージー「5745」、女性向けの「5001-03」など、十人十色の趣味嗜好に合わせたさまざまなモデルを輩出している《ユナイテッド アスレ》。
これからもいい意味で変わることなく、不朽の定番モデルを生み出し続けていくことだろう。
Information
キャブ
Tel: 052-562-1622
http://www.united-athle.jp
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Trade Model :
5.6oz
High Quality T-Shirt
細番手の高級綿糸であるコーマ糸と一般的なTシャツに使用されるカード糸。
その中間にあたるセミコーマ糸を採用した5.6ozの人気品番「5001」。
よれない、透けない、長持ちするという、Tシャツに求められる三拍子を素材使いで実現。
生地伸びを防止する、首もとのダブルステッチリブも見逃せない特徴となっている。
優れたコストパフォーマンスはもちろん、全50色展開という豊富なカラーバリエーションも魅力だ。
¥1100~¥1900