馬具製造からスタートしたメイド・イン・USAを貫くレザーブランド。

File no. 184

Tory Leather/トリーレザー

ベルトは道具であり、ファッションアイテムでもあるから、頑丈でなければならないし、お洒落でなくてはならない。

ただ、その両方の要素をバランスよく備えたベルトとなると、なかなか出合うのが難しい。

さらに、信頼のあるブランドのそれとなると本当に限られてくるだろう。

 

ということで今回は、頑丈でお洒落、それでいてきちんと語れるレザーベルトを展開しているアメリカンブランド《トリーレザー》の歴史とその魅力を紹介したい。

《トリーレザー》は、1976 年にアメリカ・ペンシルバニア州のウィリアムスポートで、馬具メーカーとして設立された。

 

強度、デザイン、耐久性など、馬具メーカー特有の厳しい要求に応えるため、常に高い製造技術を追求。

素材となるレザーにもこだわり、主に厳選したアメリカのブライドルレザーを使用し続けてきた。

このブライドルレザーは、主にウィケット&クレイグ社のものを使用。

 

植物タンニン鞣しで仕上げられたレザーは環境に優しく、色としなやかさを保つためにドラム染色が施され、オイルをたっぷりと含んでいる。

この見た目と感触のおかげで、長年にわたって馬具とファッション、両方の業界で名を馳せるブランドとなった。

 

ちなみに、ウィケット&クレイグ社は1867 年にカナダで創業後、1990 年にアメリカ・ペンシルバニア州に拠点を移転。

それ以来、タンニン鞣し専門のタンナリーとして北米最古の歴史を持つ老舗。2015 年には、なんとタンナリー オブ ザ イヤーを受賞している。

 

《トリーレザー》は、そんなアメリカを代表するタンナリーの鞣し革を使用し、熟練の職人が自社工場で製品を仕上げる、アメリカに残る数少ない希少なブランドだ。

 

現在は、こだわり続けてきたメイド・イン・USA の要素と、環境に優しいグリーン品質という両要素をカバーする製品に注力。

流行に左右されず、長く愛用できるレザー製品を提案し続けてい る。

 

バッグやベルト、馬具などさまざまなアイテムを展開する同ブランドだが、日本でもっとも有名なのは写真の「フーフピック ベルト」のように、フック型のバックルをレザーバンドに引っ掛け るデザインのベルトだろう。

 

熟練職人の手を介して上質なブライドルレザーでつくられるこのベルトは、頑丈さだけではなく高い実 用性と上品な雰囲気も備えている。

歴史あるアメリカの馬具メーカーが手掛けるレザーベルトに、ぜひとも注目してみてほしい。


Information

メイデン・カンパニー

tel:03-5410-9777
https://maiden.jp
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Trade Model :
HOOF PICK BELT

《トリーレザー》を代表するベルトの1 つがこの「フーフピックベルト」。

レザーには北米最古の歴史を誇るタンナリー、ウィケット&クレイグ社の上質なブライドルレザーを使用。


自社工場にて、古き良きアメリカを知る熟練職人の手を介して一本一本丁寧に製造される。

実際に使って歳月が経ってなお、品質と見栄えのよさが実感できる逸品だ。

フック型のバックルを引っ掛けるための4つのループでサイズ調節を可能としている。

¥15400

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