1936年に軍用ショーツの提供から歴史をスタートさせた英国ブランド。

File no. 142

《GYMPHLEX/ジムフレックス》

歴史ある英国ブランドといえば、どうしても紳士御用達の伝統を継承した格式高いブランドの印象が強い。

これまでにも"名門"と称されるブランドを数多く紹介してきたが、今回紹介するのは英国で長い歴史を誇る名門でありながら、気張らずに自然体で着用できる心地いいカジュアルウエアを展

開するブランド《ジムフレックス》だ。

 

《ジムフレックス》の前身であるグラハム・スクールウエア社が設立されたのは1906年のこと。

その当時はスクールウエアやスクールスポーツウエアの製造を行っており、《グラハム・ガードナー》名義で販売されていた。

1930年に英国テニスチームのキャプテンであったボビー・メレディスが《グラハム・ガードナー》の製品を着用し、一躍注目を集める。

1936年になると、それまで同一の会社で行っていた製造業と小売業を別会社に分ける必要に迫られ、《ジムフレックス》ブランドが誕生。

イギリスの中部に位置するレスター市において、国軍に体育用のショートパンツを提供することから《ジムフレックス》としての歴史をスタートさせた。

 

1900年代中頃はイギリスには兵役の義務があり、政府は運動を積極的に推奨。

それもあって、学校での体育の授業が最重要科目となっていた。

《ジムフレックス》はその当時から学校への体育着(スポーツウエア)の販売をスタートさせ、学校体育の場に欠かせないブランドとして確固たる地位を確立。

1940年代には、クリケットや水泳、ゴルフ、フットボールなど、さまざまなスポーツカテゴリーの代表選手やチームなどにも着用されるように。

そして、それらの選手やチームの活躍により、イギリス国内はもとより世界中にその存在を知らしめた。

 

1960年代に入ってからはスポーツショップや百貨店にまで販路を拡大し、体育着のブランドとしてだけではなく、スポーツウエアブランドとして一目置かれる存在となる。

ちなみに1980年には、チャールズ皇太子が自身のポロチーム用のユニフォームとして《ジムフレックス》の製品をチョイスしている。

2000年代に入ると、立て続けに英国を代表する世界的なブランド数社の生産を請け負うようになるなど、スポーツウエアの製造で培った高いクオリティは一般ユーザーだけではなく、ファッシ

ョンシーンの第一線からも認められた。

写真の「オックスフォード ボタンダウンシャツ」は、そんな《ジムフレックス》を代表するアイテムの1つ。

英国らしい魅力がほのかに香る、気張らず着用できる一着となっている。


Information

ビショップ

tel:03-5775-3266
https://bshop-inc.com
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Trade Model :
OXFORD BUTTON DOWN SHIRT

タイムレスなデザインが魅力のボタンダウンシャツ。

艶やかで美しいスーピマコットン100%のオックスフォード生地を使用。

しなやかさと膨らみのある適度な厚み、そしてサラッとドライな肌触りが快適な着心地を実現する。

スタンダードでクセのないシルエットは着まわしやすく、程よい丈の長さで、タックイン・アウトの両方が楽しめる。

ワンポイントで添えられた胸のグリフィン刺繍も、ミニマルルックのいいアクセントに。¥10780

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