13.MAY.2021

北欧スウェーデンの小粋なライフスタイル" Fika"って?

僕たちが普段の何気なくしている習慣は、外国人にとっては新鮮なことだらけ。と同じように海外に暮らす人々のライフスタイルは僕たちにとって刺激的。だからこそ海外のライフスタイルカルチャーをこっそり覗いてみませんか?今回は北欧スウェーデンのネタをご紹介します。

スウェーデンの首都ストックホルムは北欧最大の人口を誇る大都会。とはいえ、"北欧のベネツィア" なんて讃えられる水の都で、市の30%は運河、30%が公園の緑地帯で自然もたっぷり。

そんなストックホルム、実はコーヒー大国で消費量は世界第6位。中途半端、なんて思ったアナタ。ノンノン! コーヒーがライフスタイルになっている日本でさえ上位25位にも入っていないことを考えると、いかにコーヒーが重要な文化なのかは一目瞭然なわけで、1人あたりの消費量で比べるとスウェーデンと日本では倍以上違うんだとか。。。。。

と、少々前置きが長くなってしまいましたが、ストックホルムは前述からも理由付けられるとおりコーヒーショップがとにかくたくさんで、街を歩けばコーヒーショップに当たるほど(ちょっと言い過ぎですが、、、)。そこで今回のお題"Fika(フィーカ)"って言葉が出てくるわけです。

スウェディシュににとってごくごく日常的な"Fika(フィーカ)"は、カンタンに言うと、一息つきたい時に甘いものを食べながらコーヒーを嗜むカルチャーのことで、日本だとお茶と和菓子による3時のおやつといったところ。なんでわざわざ"Fika(フィーカ)"を取り上げたかというと、その語源の面白さで、スウェーデン語のコーヒー"Kaffi"のkaとffiひっくり返して"Fika(フィーカ)"が生まれたのだとか。外国語だとしっくりこないかもしれないけれど、日本語で"ビールをルービー"、"スシをシースー"って呼んでるようなものといえばわかりやすいだろうか。結局のところ何を伝えたいかというと「なぁ、つかれたな。ちょっとそのへんでヒーコーでもしばく?」みたいな感じのラフな言葉遊びが、そのままカルチャーとして定着するユニークさってとてもいいですね! ってことです。

 

スウェーデン国内No.1、世界トップクラスのコーヒーロースターによる極上のコーヒーを楽しめる『Dorop Coffe』。カシスのようなフルーティーさがここのコーヒーの魅力。ジンジャークッキーとの相性もGOOD!

午前10時、午後3時は、街のあちこちでFikaする人々を目にすることができる。お店だけでなく家庭・公園・仕事場など、Fikaはまさに文化。

こんな魅力的な海外の文化を定期的にお届けするのでお楽しみに!

 

photo:Akihiro Furuya
text:編集部


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