1936年に名作「スカイライナー」を発明したダウンジャケットの名門。

File no. 169

《Eddie Bauer/エディー・バウアー

アメリカで、初めて「ダウンジャケット」を発明したブランドとして名高い《エディー・バウアー》。

実はそのダウンジャケット開発に至るまでのストーリーがとてもユニークで興味深い。

ということで、今回は《エディー・バウアー》の歴史に触れてみたい。

 

創業は1920年。

アウトドアマンであり、ガイドであったドイツ系アメリカ人のエディー・バウアーが、アメリカ・シアトルで自身の名を冠したスポーツ用品店を開業したことからその歴史がスタート。

1925年頃にはフェザーやダウンを使ったフィッシングフライ(釣り用の毛針)の製造を始め、さらにその技術を活かしてバトミントンのシャトルコックにも羽毛を使用するようになった。

アメリカ初のダウンジャケットが"釣り用の毛針"や"バトミントンのシャトルコック"で培ったノウハウから誕生したというのだから、世の中何が起こるかわからない。

ちなみに、1935年にはガチョウの羽を使ったバトミントン用シャトルコックを開発し、特許を取得。

バウアーのシャトルは全米大会で使用されるまでになった。

 

1936年、冬の釣り旅行に出掛けたエディーは低体温症に陥り、命の危険を感じたことでダウンジャケットの開発を決意。

試行錯誤の末、アメリカ初のダウンジャケット「スカイライナー」を見事に完成させ、寒冷地用のギアに革命をもたらした。

その評判はすぐに広まり、1943年にはアメリカ陸軍空挺部隊のために初のダウンフライトスーツをデザイン。

多くの飛行士から絶大な支持を集める。

1944年には女性専用ダウンジャケットを開発し、こちらも特許を取得した。

1950年代に入るとK2初登頂に挑む第三次アメリカ・カラコルム探検隊にウエアを提供。

さらに南極に派遣されたアメリカ人科学者、国際的な偉業に挑む登山家チームのダウン装備をサポートした。

 

その後も《エディー・バウアー》の躍進は止まることなく、数えきれない登山家や冒険家を支え続けた同社だったが、1986年にバウアーの妻であるスティーンが永眠。

なんとその15日後、後を追うようにエディー本人も永眠した。

荒野をともに歩み、おしどり夫婦といわれた二人らしい最期に、息子は「彼は失恋で死んだのだ」と漏らしたという。

その後もアウトドアマンであり、発明家でもあるエディー・バウアーの意思・哲学はしっかりと受け継がれ、現在も数えきれない革新的なプロダクトを生み出している。


Information

エディー・バウアー

tel:058-279-3045
https://eddiebauer.jp/
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Trade Model :
SKY LINER

1936年にアメリカ初のダウンジャケットとして誕生した名作「スカイライナー」。

クラシックなボンバージャケットスタイルに、700フィルパワーの良質なダウンを封入。

軽快な着心地と優れた保温性の両立を実現した。

表地には、小雨や汚れを弾く撥水性を備えた軽量で丈夫な綿ナイロンを採用。

オリジナルモデルを忠実に再現しながらも、ファブリックとフィッティングを現代仕様にアップデートし、より着やすく進化させている。¥38500

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