25.APR.2020

【K】karrimor

最高峰の機能性と英国らしいデザインが光るアウトドア界の老舗。

File no. 098

《karrimor /カリマー》

日本において、海外発のアウトドアブランドといえば、北米や北欧発祥が広く認知されている。北米ブランドのデザインは、どこか大胆で自由な空気感が漂っているし、北欧ブランドのデザインには、少しストイックでミニマル、洗練された空気感が香る。

どちらも素晴らしく高い人気を博しているが、この二大地域にあらず、老若男女問わず幅広く支持され続けているブランドがある。

それはイギリス発祥の名門《カリマー》だ。

常に最高の機能性を追求し、北米や北欧とは異なる独自のデザインを展開。

そして着実にファンを増やし続ける同銘柄の歴史や魅力を改めて紐解く。

 

《カリマー》は1946年にイギリス北西部の街、ランカシャーにて、チャールズ&メアリー夫妻によってサイクルバッグメーカーとして創設された。

ちなみに、ブランド名の語源は “carry more=もっと運べる”である。

夫妻の手掛けるタフで機能的な製品に対する評判はクライマーたちの耳にも届き、1957年にはクライマーであるジミー・ロストロン、デーブ・トーマスらの要望に応え、リュックサックの製造分野に進出。

彼らの目的に叶う画期的な製品の開発と同時に、多くの登山家・冒険家たちの挑戦に対するバックアップを開始した。翌年の1958年には『カリマーショップ』第一号店をオープン。同年、英国山岳会のアマダブラム遠征隊が《カリマー》製品を正式採用した。

 

1975年には、田部井淳子が《カリマー》とともに女性としては世界初となる世界最高峰エベレスト登頂に成功している。以降も著名クライマーや遠征隊の壮大なチャレンジのバックアップを続け、登山史に残る記録的な登はんや遠征に向けた製品開発を成し遂げた《カリマー》。

その取り組みはアルピニズムの歴史を支えたといっても過言ではないほどの貢献をもたらした。

 

現在はトップレベルのクライマーとの共同開発により、極限を追求するテクニカルライン「アルティメイト」を筆頭に、遠征登山からトレッキング・ハイキングを中心に対応する、冒険・探究のためのプロダクト「エクスプローラー」、ライフスタイル、トラベル、ビジネスなど、暮らしを豊かにするカジュアルライン「ライフ」、ファッションの本質を追求し、デザインと機能性、スタイルを再定義する挑戦的なレーベル「アスパイア」という4つのレーベルを展開。

日常から極限まであらゆるフィールドに対応するすべての人に向けた最高峰の機能と、英国らしい独自のデザインが光る製品を提案している。


Information

カリマーインターナショナル

tel:03-3221-6883
www.karrimor.jp
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Trade Model :
RIDGE 30 MEDIUM

さまざまなトレッキングスタイルに対応する《カリマー》の定番中型リュック。

背面システムに3Dバックパネルを内蔵することで、フィット感と安定性を向上。
吸湿発散性に優れた活性炭加工入りのエアメッシュパネルの効果により、快適さが長続きする。突然の雨にも対応できるレインカバーが付属する上、チェストストラップには発色の鮮やかなオレンジのホイッスルも。

その他、多彩な機能が搭載された大満足の本格モデル。
¥20800

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