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- 【K】 KIEHL’S SINCE 1851
File no. 011
《KIEHL’S SINCE 1851 / キールズ》
美意識。
それは、いくつ年齢を重ねても変わることのない永遠のテーマ。
大げさなようだが、形は違えどきっと誰もが持っているものだろう。
これまでは女性のものとされていたスキンケアも、男性だって気にするべき時代。
今や身嗜みの1 つとして捉えられ、ビジネスシーンの一環になっているという事実は、その重要さを物語るのに十分な説得力がある。
ただ、どこのものを使っていいのかわからないという悩みもしばしば。
そんな時、本誌なら自信を持って《キールズ》を推奨する。
時は1800 年代のアメリカ、ニューヨーク。
馬車や人々が行き交うイーストビレッジの賑やかな街角に、小さなアポセカリーがオープンする。
アポセカリーとは、調剤薬局のこと。
さまざまな原料を使用する、薬やお茶の調合・販売店として《キールズ》は誕生した。
当時はごく一般的な薬局としてスタートした同店だったが、1921年に独創的なネーミングのオイルで大ブレイク。
以来、個性的なアポセカリーとして次第に注目を浴びていく。
きっかけとなったのは「ラブ オイル」。
これは深い官能的なノートが感じられるもので、現在では「キールズ オリジナル ムスク」という名前でベストセラー商品となっている。
その他、金運アップ!? の「マネー ドローイング オイル」や当事者の魅力を引き出す「アトラクション オイル」、清潔感を漂わせる「ピュリティ オイル」など、センセーショナルなネーミングのオイルを次々と発表していく。
またこの頃、バックヤードでサンプルを調合し、試してから購入してもらうという現在の試供品システム「Try Before YouBuy」を開始。
これは、先見の明をもったブランドであったことが伺えるエピソードといえるだろう。
毎日の生活が美しく、そしてハッピーであるように。
そんなアイデンティティのもと、《キールズ》はいろんな人たちをバックアップする。
その代表的な話といえば1988 年、無酸素補給でエベレスト登頂に挑んだ登山家たちの肌を乾燥や紫外線から守ったこと。
登頂成功の陰の立役者ともいわれ、2015 年を迎えた現在でもスポーツマンや冒険家たちから手厚く支持され続けれいる。
アポセカリーという揺るぎないバックグラウンドから生まれる大きな信頼感、そしてサービス精神旺盛でいて実にユニークなスタンスから素肌の親友としてあり続ける《キールズ》。
今後も” 美のアポセカリー” として、数多くのライフスタイルに寄り添ってくれることだろう
Information
キールズ
Tel: 03-6911-8562
http://www.kiehls.jp
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Trade Model :
Ultra Facial Cream
《キールズ》を代表する保湿クリームのアイコンであり、オールシーズン対応のベストセラーアイテム。
販売個数から計算すると、世界中で9秒に1個は売れているというから驚きだ。
とろけるような軽いテクスチャーで、ふっくらとした柔らかな肌へと導いてくれるのが特徴。
グリーンランド探検隊が愛用したことでも有名で、2013年にはマイナス43度の北極において24時間の保湿を堂々キープするなど、その実力は証明済み。
各¥3800